チーム医療
呼吸ケアチーム
呼吸ケアチームの目的は、呼吸器疾患をお持ちの患者さんの機能回復を目的とした計画、診療を行う事です。このために多種多様な当院スタッフが各々専門的な知識で情報を共有し、お互いに連携し合い、患者さんの状況に対応した呼吸ケアを提供していきます。
また、クリスマスには患者会(ゆつらっと会)を開催しており患者さんに呼吸器疾患やリハビリ、食事のことなどを知ってもらうための講義などの活動も行っています。
肝疾患ケアチーム
当院は肝臓学会認定病院です。
平成18年から肝疾患ケアチームとして活動しています。
チームには、医師を始め、看護師、薬剤師、検査技師、放射線技師、管理栄養士、メディカルクラーク、医療事務の他職種のスタッフが在籍しています。
そのスタッフのほとんどは肝疾患に関する専門的治療の知識を得るために福岡県の肝炎治療コーディネーターの取得し、また、定期的な会議・症例検討会を行い、情報共有や知識の向上を図っています。
各々スタッフの専門性を活かして検査や治療がスムーズに行えるよう患者さんのサポートを行っています。
また、治療中・治療終了後も定期的な診察・検査の相談や予約を行っています。
今後も患者さんが安心して治療や検査を受けてもらえるよう努めていきます。
相談したいこと、治療や検査について不明な点などあれば、スタッフにお声掛けください。
摂食嚥下サポートチーム
「食べ物が飲み込みにくい…」、「口の中や喉に残った感じがする…」
最近、このような事を感じたことはありませんか?
近年、食べ物や唾液の飲み込みが悪くなり誤って肺に入ってしまい(誤嚥)、肺炎になってしまう(誤嚥性肺炎)方が増えています。そういった方々の支援を「摂食嚥下サポートチーム(Swallowing Support Team:SST)」が担っています。
SSTは医師、看護師、言語聴覚士、管理栄養士が中心となりカンファレンス(話し合い)や食事に必要な機能を向上させるためのリハビリを行っています。また、食事内容や食事姿勢・介助方法の検討を行い「より安全に食事が出来る」ように活動しています。
緩和ケアチーム
緩和ケアはがんと診断された時、がんの治療の初期段階からがんの治療と一緒に受けるケアです。患者さんだけではなく家族のケアも行います。緩和ケアチームメンバーはがん診療に携わる医師、看護師、薬剤師、栄養士、ソーシャルワーカーで構成されています。
具体的にはがんの治療やがんの進行にともなう体のきつさや、吐き気、痛みなどを緩和しいつもの生活が送れるようにそして治療に向けての力が湧いてくるようにします。また、患者さんやご家族のこころのつらさをやわらげるためにお手伝いをします。
緩和ケアはがんと共生することを可能にします。そのために緩和ケアチームで支援していきます。緩和ケアを必要とする時いつでもご相談ください。
認知症ケアチーム
柳川市の高齢化率は平成27年度30.6%で全国平均よりも早く高齢化が進み、認知症患者が増えています。
当院では平成28年9月 認知症ケアチームを立ち上げました。
メンバーは医師、各病棟の看護師、社会福祉士、理学療法士で構成され、認知症患者が安心して入院生活が送れるように支援することを目的に活動しています。
まず、認知症患者を理解し、アセスメントする能力を養うための勉強会を毎月開催。
そして、アセスメントに基づいたケア計画を立案するために、カンファレンスを実施しています。カンファレンスでは、認知症患者が影響を受けやすい「社会生活」「日常生活」「住生活」の色々な情報を出しあいながら心理・行動の原因を理解し個別に応じたケアにつなげています。これからも、その人の視点や立場に立って理解し住み慣れた地域での生活が送れるように認知症ケアチームとして支援していきます。
RRSチーム
当院は内科の救急病院であり心肺停止の救急搬入も多く受け入れています。また外来受診中や入院中・検査中においても突然の状態急変が起こることもあります。そのため急変発見時から蘇生までの一連の流れを身につけ、全職員が迅速に対応できるように正確な心肺蘇生スキルを身につけることが必要です。質の高い心肺蘇生を継続できるよう全職員を対象にBLS (一時救命処置)研修を毎年行っています。その他、柳川市防災訓練:避難所トリアージ参加や筑後地域キッズメディカルラリーへの評価者として参加など救急救命に関する院外活動も行なっています。
糖尿病ケアチーム
糖尿病ケアチームは、糖尿病患者さんが安心して日常生活を送ることができるよう自己管理のサポートを行い、糖尿病の合併症(神経障害、網膜症、腎症など)の発症や進行を予防に取り組んでいます。
当院では内分泌専門の医師や多職種の医療スタッフにより糖尿病ケアチームが構成され、さまざまな分野で専門知識や技術を提供しています。毎月の糖尿病教室をはじめ、インスリン注射や自己血糖測定などの療養指導、患者さんの生活に合わせた食事指導、足病変予防のためのフットケア等の個別指導を行っています。患者さん自身やその家族が病気について理解し、より良い生活が送れるよう支援します。