循環器内科
診療科紹介
・循環器科外来
・ペースメーカー植え込み術
・心臓(冠動脈)CT
担当医師紹介
名前 | 西 義勝 副院長、循環器内科部長 |
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資格 | ・日本循環器学会会員 ・日本外科学会認定医 |
心臓(冠動脈)CTについて
当院では「全身用64chマルチスライスCT(米国GE社製)」を導入しており、心臓カテーテル検査より少ない浸襲性で冠動脈検査が可能な、心臓(冠動脈)CT検査を行うことができます。
心臓(冠動脈)CTではこんなことがわかります
冠動脈に狭窄があるかどうか、カテーテル治療を行なう必要があるかどうかがわかります。また、冠動脈の性質を予測してカテーテル治療の方針にも役立ち、冠動脈カテーテル治療後の経過観察も行なうことができます。
・胸痛などで心筋梗塞が疑われる場合
・心臓カテーテル検査を迷われている患者さん
・カテーテル治療後の経過観察を行なう必要のある患者さん に有効です。
心臓(冠動脈)CT検査ってどんな検査?
心電図をとりながら、心拍に合わせて心臓の輪切り画像を撮影する検査です。撮影した輪切りの画像を3次元処理ワークステーションで処理することによって、心臓や冠動脈の3D画像を作成し、冠動脈の状態を検査します。
当院のCTでは、撮影時間が短い上に画像が鮮明なため、冠動脈病変が明瞭に描出されます。この明瞭な画像から急性心筋梗塞の原因となるプラーク(血管内に沈着するコレステロール)の有無や位置を把握することで、今後の治療方針がたてやすくなります。
・検査時間は30分程度で終了します。
・患者さんの体格や心拍数によって最適な撮影方法をとるため、従来と比べ低被ばくで明瞭な画像を得ることが可能です。
・息止め時間も数字で表示されるので、安心して検査を受けることができます。
心臓(冠動脈)CT検査の流れ
1.入室
※事前に心拍を安定させるため、β遮断薬を服用して頂く場合もあります。
2.着替え
検査着に着替えます。
3.息止め練習
CTの寝台上で安静後、息止めの練習をします。きれいな画像を得るためには息止めが必須です。
4.造影剤注射
血管をよく診るために、検査の途中で2回に分けて造影剤を腕の静脈から注射します。
5.撮影
4~6秒程度の撮影を4回程度行ないます。
6.退出
入院する必要はありません。造影剤を早く体外へ出すために水分を十分に取るように説明します。